髪は形状記憶合金でいい

 メイクを落としても、ブラを外してパンツを脱いで裸になっても、髪は24時間365日、私たちとともにあるものです。

 

 

 髪は、クレンジングで落とせないメイクのようなものです。

 髪は、365日脱げない服のようなものです。

 

 

 髪は鏡を見たら、必ず毎回目に入ってきます。嫌でも毎日向き合わなくてはいけません。

「今日は髪が決まらないから憂鬱」と思って家を出た日は、朝からテンションも低くなります。視線も伏し目がちになるし、人と話をするのもおっくうになるし、ましてや「今日だけは憧れの人に会いたくない」と思ったりするでしょう。

 そう考えると「決まらない髪型」って、伝線したパンストみたいですね。今すぐ履き替えたい、できることなら誰にも気づかれたくない。そんな気持ちになるやっかいなものです。そんな日が365日のうち、何日もあったら、それだけで大事な出会いやチャンスを逃してしまいます。

 

 

 ※髪はワンパターンでもいい

では、毎日つき合わなくてはいけない髪に、ストレスを感じず、自分がアガる髪を手に入れるにはどうすればいいのでしょうか?

 

 

 答えはひとつです。どんなときでも自分が自信を持てる「定型」の髪をひとつ手にいれること。たったひとつで十分です。

 

 

 多くの人が「アレンジがきく髪がいい」と思っていますが、それは誤解です。アレンジなんて、ぶっちゃけできなくても大丈夫です。

 いえ、確かに、毎日違う髪型をして、TPOにあわせて雰囲気を変えている女性は魅力的です。でもそれができるのは一部のマメな女性だけ。毎日ヘアアレンジするのは時間もかかるし、面倒です(少なくとも私にはできません!)

 

 

 もし、ヘアアレンジが大好きでそれが生きがい、というのでなければ、たったひとつだけ「自分に本当に似合う髪」を手に入れれば十分です。毎回、寸分たがわずバシッと同じ形になる定型の髪を手に入れたら、毎日がずっとらくちんで快適で、しかも毎日失敗しないので素敵です。

 

 

 まずは「アレンジがきく髪」の呪縛から逃れて、「髪は形状記憶合金ばりに、毎日同じでいい」と思ってください。ワンパターン、上等です。

 

 

 ※一生ものの髪型を見つけられたらお得

 欧米の女性には、自分の「ヘアレシピ」を持っている人がたくさんいます。どこをどうカットして、どんなカラーリングを入れているのかをレシピを美容院でもらい(病院でもらう処方箋のようなものですね)、自分で管理しているのです。

 引っ越してしても、ヘアサロンを変えても、そのレシピを美容師さんに見せ、毎回同じヘアデザインを選ぶ人が少なくありません。それは、自分を魅力的に見せてくれる髪型が一つ見つかれば、それをずっと大切にするという文化があるからです。

 たとえば世界一のファッショニスタといわれている『プラダを着た悪魔』のモデルになった『ヴォーグ』の編集長、アナ・ウインターは、14歳のときから60代になった今の今まで、ほとんど同じ形のボブスタイルを貫き通しています。マイナーチェンジはすれども、その形が一番自分に似合っていて、どんな服でも着こなせる髪型だと知っているからでしょう。

 もちろん、一生同じ髪型で生活しなさいというつもりはありません。でもいまの自分の髪型が気に入ってないのであれば、まずは、たったひとつでいいので、自分が満足のいく髪型を手に入れましょう。

 

 

 あなたにとってまずはひとつめの「当たり髪」の見つけ方と作り方は、第2章で詳しくお伝えします。

 

 

☓ アレンジがきく髪がいい

○ 髪はワンパターンでいい

 

 

 

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